東京・上海の都市比較研究
持続可能な発展と公共財

2021年11月に東京経済大学で行われた国際シンポジウムの報告をもとにまとめた論文集。
持続可能な発展と公共財を座標軸として、東京と上海というふたつの都市が持つ様々な顔を浮き彫りにする。

第1部　環境・社会
都市の環境ガバナンスと持続可能な発展／東京都の温暖化への取り組み−排出量取引制度の事例から／急速なオンラインコミュニケーションの進展による社会変容／上海市における産業の位置づけと持続可能な発展
第2部　産業・交通
中核都市上海のエネルギー需給と持続可能な発展／東京への産業集積のメカニズム／都市鉄道の持続可能性／高速鉄道と揚子江デルタ市場一体化／
第3部　健康・廃棄物処理
メガシティ東京の高齢化と介護保障／上海健康都市建設構想とその実現／環境ガバナンスに向けた社会参加および対策：上海の事例／持続可能なごみ処理システムの構築と諸課題：プラスチックごみを事例に）

福士正博（ふくしまさひろ）
東京経済大学経済学部教授。

呉柏鈞（ごはっきん）
華東理工大学商学院教授、華東理工大学高等社会研究院長、上海公共経済と社会ガバナンス研究センター長。

羅歓鎮（らかんちん）
東京経済大学経済学部教授。