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持続可能な消費と社会的実践理論

持続可能な消費と社会的実践理論

著者 福士正博
発売日 2020年4月24日
ISBN 978-4-86498-073-9
体裁 A5判・360ページ
定価 本体5,000円+税

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内容

私たちが日々営んでいる日常生活は、需要が喚起する構造に取り込まれ、非持続的になっていないだろうか。
本書は、消費の持続可能性を、社会的実践理論の視座から掘り下げることを目的に据えた試論である。

目次

序章 持続可能な消費と社会的実践

第I部 持続可能な消費
第1章 持続可能な消費とは何か
第2章 持続可能な消費とニーズ
第3章 持続可能な消費とケイパビリティ・アプローチ
補論 ケイト・ソパーの「もうひとつの快楽主義」

第II部 社会的実践理論と持続可能な消費
第4章 社会的実践とは何か
第5章 シュパルガレンの消費分析
第6章 ショブの消費分析
第7章 効率性と充足性

第III部 消費社会批判と社会的実践理論
第8章 ABC理論を越えて
第9章 記号的消費社会批判――ボードリヤールを中心に

終章 グリーン・コンシューマリズム:その先にあるもの

参考文献/索引

著者

福士正博(ふくしまさひろ)
東京経済大学教授(地球環境問題、コミュニティの経済学担当)。
1952年、北海道生まれ。
東京大学大学院博士課程修了。
農学博士(東京大学)。
東京大学農学部農業経済科助手、国立国会図書館調査及立法考査局調査員を経て現職。
著者等略歴は刊行当時のものです。