英国王立園芸協会
香り植物図鑑
花・葉・樹皮の香りを愉しむ

四季折々に漂う植物の香りは驚くほど多く、繊細で、香りを発する部位や匂いの性質もさまざまである。
本書は、1000種を超える香り植物を各章ごとに分類し（目次参照）、多くのカラー写真やコラムを交えて解説した「香りの指南書」。
概説ではガーデニングや街づくりのヒントになる植栽方法や香りの愉しみ方を、「植物解説」では個々の植物の香りの性質、花や葉の色、形、質感、生育環境などを紹介。
巻末に香りのカレンダーと生育環境別にみる香り植物一覧を掲載。
索引は学名（約1800項目）、英名（約500項目）、和名等（約1200項目）。
緑の空間が、一瞬でいつまでも記憶される場所に変わる香りの魅力にせまる。

著者の言葉
香りとガーデナー
香りの性質
庭を設計する

高木、低木・潅木を植える
概説／植物解説（高木…60種、低木・潅木…220種）

宿根草、球根植物、一年草を植える
概説／植物解説（宿根草…90種、球根植物…70種、一年草…50種）

壁面や垂直面への植栽
概説／植物解説（ウォールシュラブ…50種、つる植物…50種）

高山植物、トラフの植物、水辺の植物
概説／植物解説（高山植物・トラフの植物…60種、水辺の植物…20種）

ローズガーデン
概説／植物解説（ローズ…230種）

ハーブガーデン
概説／植物解説（ハーブ…80種）

室内、夏の鉢植え、温暖な気候で育てる植物
概説／植物解説（半耐寒性植物…110種）

香りのカレンダー：主な植物
生育環境別にみる香りの植物
索引／参考文献ほか

スティーブン・レイシー（Stephen Lacey）
ガーデンライター。
長年デイリー・テレグラフ紙のコラムや特集記事を担当し、RHS The Gardenなど数多くの雑誌にも寄稿。
世界各地の園芸協会やデザインスクールで講演を行い、長い間BBCのGasrdeners’ Worldにレギュラー出演していた。

アンドリュー・ローソン（Andrew Lawson）
イギリスのガーデンフォトグラフィー界の第一人者。
画家、ガーデナーとしても知られる。
英国王立園芸協会の写真部門でゴールドメダルを受賞。
ガーデン雑誌BISESの表紙やグラビア写真でも有名で、写真集も多数出版。

小泉祐貴子（こいずみゆきこ）
香り風景デザイナー。
京都造形芸術大学非常勤講師。
学術博士（環境デザイン分野）。
（株）資生堂、大手香料会社Fiemenich社にて、人と香りをテーマに研究、開発、マーケティング、コンセプトワークなどを経験したのち独立。
（株）セントスケープ・デザインスタジオ代表取締役。
香りの植栽設計、芳香装置による空間演出、香水のプロデュースなど、幅広く香りの可能性を展開している。