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少数民族の染織文化図鑑
伝統的な手仕事・模様・衣装

少数民族の染織文化図鑑 伝統的な手仕事・模様・衣装

著者 カトリーヌ・ルグラン
訳者 福井正子
発売日 2012年5月10日
ISBN 978-4-903530-58-1
体裁 B4変型判・240ページ・フルカラー
定価 本体13,000円+税

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内容

伝統的な織物に魅了された著者が、各地を訪ね、衣服や装飾品の多様性や、人々の生活に密着した染織技術を記録。
模様や色、形に込められた意味や民間伝承も紹介。
衣服や装飾品はもとより、染色工房の親方や針仕事にいそしむ女性たちなど、少数民族ならではの生き生きとした表情をとらえた約700枚のカラー写真を掲載。
イラスト画で民族衣装の細部を解説。
巻末に用語解説、索引を付記。

主要目次

◎ ベトナム、ラオス、タイ ◎

[いろいろな民族、色々なスタイル]

・丹精こめたプリーツと息をのむ藍のブルー
無数のプリーツの入ったスカート/モンのチュニック/藍/ベトナムのバティック
・ステッチのことば
刺繍/種子の刺繍/驚嘆すべきアップリケ/ルーとラオ民族の女性たちのラップオーバージャケット
・重要な細部
タッセルとポンポン/かごと袋物/装飾品のすべて/エスニック・オーナメント

◎ オリッサ、ラジャスターン、グジャラート ◎

[インドの多彩な色]

・インドのプリント布
綿花畑で/木版捺染(ブロックプリント)/泥と藍
・星、ストライプ、ミラー
綿のサリー/サリー、ヴェール、ターバン/ミラーワークの刺繍/エレガンスなラジャスターン様式/ジュエリーとヘンナの意味

◎ メキシコとグアテマラ ◎

[マヤ系のモザイク]

・アイデンティティの糸
藍/マヤ系民族のスカート/ハスペの秘密/ショール、包み、バッグ/高地のウール
・どの人もみな優美
花とストライプ/イシルの女性たち/小粋な紳士/似合いのカップル/アティトラン湖の青さ

◎ パナマ ◎

[クナ民族群島]

・色の迷宮
蝶のごとく
・モラ、織物の旅
リバースアップリケ

◎ ルーマニア ◎

[マラムレシュとブコヴィナ]

・生きている伝統
ルーマニア農民のブラウス/オーソドックスな日曜日
・干し草作り、糸紡ぎ、フェルト作り
季節のなかで

◎ ベナン ◎

[ブルーの服]

・藍の空、藍の海
綿と藍/星、点々、縞の模様をちりばめる
・西アフリカの色
ワックスプリントとファンシープリント

用語解説/索引/参考文献

著者

カトリーヌ・ルグラン(Catherine Legrand)
パリにあるÀ la Bonne Renomméeの服飾デザイナー。
さまざまな民族の染織をめぐる旅は、彼女の創造力の源となっている。
各地で織物や民族衣装、装飾品を蒐集し、写真も多数撮影。
その旅の記録を『少数民族の染織文化図鑑 伝統的な手仕事・模様・衣装』にまとめた。

訳者

福井正子(ふくいまさこ)
京都大学農学部卒業。
著者等略歴は刊行当時のものです。