現在リニューアル作業中です。

図説
樹木の文化史
知識・神話・象徴

図説 樹木の文化史 知識・神話・象徴

著者 フランシス・ケアリー
訳者 小川昭子
発売日 2015年12月16日
ISBN 978-4-86498-031-9
体裁 A5変型判・312ページ・フルカラー
定価 本体6,500円+税

オンライン書店

内容

樹木は人間と、自然、神とを結びつけるものであった。
世界最古の文学『ギルガメシュ叙事詩』には天を衝き抜くようなレバノン杉の森が神々の世界とされ、ウェルギリウスの『アエネーイス』の主人公も森の不思議な力に魅了され、南アジアの叙事詩『ラーマーヤナ』でも森が重要な空間となっている。
大英博物館所蔵の樹木の標本帳や標本箱、スケッチ帳、水彩画帳、工芸品などを手がかりに、科学と芸術、旅行と交易、詩文と散文、神話や宗教、儀式において、樹木がわれわれの歴史にいかに重要な意味を持ってきたかを解き明かす!

内容目次

第1部
第1章 樹木の知識
第2章 神話と象徴

第2部
樹木譜
(バオバブ、カバノキ、ツゲ、シーダー、ココヤシ、サンザシ、イトスギ、ユーカリ、イチジク、トネリコ、イチョウ、リグナムバイタ、ゲッケイジュ、リンゴ、クワ、オリーブ、マツ、ポプラ、ウメ・アンズ・モモ・サクランボ、オーク、ヤナギ、イチイ、カカオ、ナツメ)

著者

フランシス・ケアリー(Frances Carey)
大英博物館で版画・素描部門副部長、ナショナル・プログラムの責任者、パブリック・エンゲージメント活動などを経て、現在はその専門知識を生かしフリーでコンサルタント、キュレーターとして活躍。
2008~12年まで、大英博物館と王立キュー植物園との協同で博物館前庭に展示した植物環境シリーズのランドスケープ作成に携わる。

訳者

小川昭子(おがわあきこ)
国際基督教大学卒業。
著者等略歴は刊行当時のものです。