
著者 | フロリアン・ルイ |
地図製作者 | ファブリス・ル・ゴフ |
訳者 | 蔵持不三也 |
発売日 | 2025年2月21日 |
ISBN | 978-4-86498-112-5 |
体裁 | B5変型・151ページ/フルカラー |
定価 | 各巻 本体6,500円+税 |
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内容
地中海とは何か?
メソポタミアやギリシアおよびローマの大帝国を生み、発展させた肥沃な海。
ビザンツの征服や十字軍、レコンキスタとオスマン帝国の成立のあいだで揺れ動いた海。
18世紀からヨーロッパの覇権によって支配されてきた海。
紛争、移民危機、環境問題といった現代の大きな課題をかかえた激動の海。
90におよぶ地図や資料によって、地中海の豊かで生きた歴史を解き明かす。
メソポタミアやギリシアおよびローマの大帝国を生み、発展させた肥沃な海。
ビザンツの征服や十字軍、レコンキスタとオスマン帝国の成立のあいだで揺れ動いた海。
18世紀からヨーロッパの覇権によって支配されてきた海。
紛争、移民危機、環境問題といった現代の大きな課題をかかえた激動の海。
90におよぶ地図や資料によって、地中海の豊かで生きた歴史を解き明かす。
目次
序文
地中海とは何か?
肥沃な海−−るつぼとしての地中海
河川から海へ/ミノア・クレタ文明の影響/ミュケナイ文明/フェニキア時代の地中海/都市国家のギリシア/ギリシア人の集団移住/ローマ人による征服前夜の地中海西部/ローマかカルタゴか?/ローマ時代の地中海/ユダヤ教のディアスポラ化とキリスト教の伝播/西ローマの体制解体/ユスティニアヌス時代の地中海
分割された海−−中世の邂逅と対立
イスラームの侵入/地中海西部におけるベルベル人の勢力拡大/十字軍とラテン人の東方入植/海洋共和国の絶頂期/十字路のシチリア/地中海のアンジュー勢力とアラゴン勢力
波立つ海−−地中海の近代
アル・アンダラスの終焉/セファルディの亡命/オスマンの勢力拡大/ハプスブルク家とオスマン人−−16世紀の地中海/海の不運・幸運−−地中海航行の危険性
支配された海−−ヨーロッパの覇権時代
東洋願望/ギリシアの独立/イタリア統一/イギリスの支配/ヨーロッパ人の北アフリカ攻撃/オスマン帝国の衰退/地中海に吹くファシズムの嵐
生まれ変わる海−−現代の課題
カオス的な脱植民地化/熱い戦争と冷戦/ツーリズムの恩恵/地政学的再編/危機の世界か?
結論
参考文献/索引/訳者あとがき
著者
フロリアン・ルイ(Florian Louis)
歴史学博士・上級教員資格者で、グランゼコール準備学級教授。
歴史学博士・上級教員資格者で、グランゼコール準備学級教授。
地図製作者
ファブリス・ル・ゴフ(Fabrice Le Goff)
フリーの地図作成者・地理学者。
オトルマン社と定期的に協働し、『植民地帝国大地図』(2019年)、『地図とグラフィックデータで見る中東の歴史』(2020年)、『地図とグラフィックデータで見る地中海の歴史』(2022年)の地図を作成している。
フリーの地図作成者・地理学者。
オトルマン社と定期的に協働し、『植民地帝国大地図』(2019年)、『地図とグラフィックデータで見る中東の歴史』(2020年)、『地図とグラフィックデータで見る地中海の歴史』(2022年)の地図を作成している。
訳者
蔵持不三也(くらもちふみや)
パリ高等社会科学研究員博士課程修了。早稲田大学名誉教授。著書に『奇蹟と痙攣』(言叢社、2019年)、訳書にローリック・エヌトン著『地図が語る アメリカ合衆国の歴史』(柊風舎、2024年)、デルフィヌ・パパン編『ロシア地政学地図』(柊風舎、2023年)、アンバー・リンカーン他編『極北の人びとと暮らし』(柊風舎、2024年)など。
パリ高等社会科学研究員博士課程修了。早稲田大学名誉教授。著書に『奇蹟と痙攣』(言叢社、2019年)、訳書にローリック・エヌトン著『地図が語る アメリカ合衆国の歴史』(柊風舎、2024年)、デルフィヌ・パパン編『ロシア地政学地図』(柊風舎、2023年)、アンバー・リンカーン他編『極北の人びとと暮らし』(柊風舎、2024年)など。
著者等略歴は刊行当時のものです。