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〈ビジュアル版〉
古代エジプト都市百科
王と神と民衆の生活

ビジュアル版 古代エジプト都市百科 王と神と民衆の生活

編者 スティーヴン・スネイプ/td>
監訳者 大城道則
発売日 2015年10月1日
ISBN 978-4-86498-028-9
体裁 A4変型判・240ページ
定価 本体12,000円+税

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内容

砂に埋もれた古代エジプトの都市に迫る!
〈集落考古学〉の研究成果や壁画・文書から明らかにする古代エジプト人の日常生活。
王たちと神々にとっての都市、要塞都市や民衆にとっての都市、特定の職人が生活していた「労働者村」…。
考古学の発掘調査・墓の壁画のなかの描写、古代エジプト人たちによって書かれた文書などに基づき、彼らの共同体における生活・経済・労働―水の確保・学校・犯罪と司法・娯楽・観光旅行・都市における死などを描き出す。
250点におよぶ写真と地図を掲載。
失われた都市を掘り起こす、主要都市の地名辞典も収録。

内容目次

序章 古代エジプトの都市生活

第一章 都市の隆盛
都市とは何か?
エジプトにおける都市主義の起源
都市の所在地
都市の建設
町や年を表すエジプト語
推定人口

第二章 王たちと神々のための都市
宮殿
要塞都市
神殿と都市

第三章 民衆にとっての都市
都市行政
中王国時代の町と家
新王国時代の町と家
郊外住宅
共同体の集会所
都市への併給
労働生活
水と公衆衛生
学校
都市の犯罪
余暇
観光旅行
都市における死

第四章 ギリシア・ローマ時代
エジプトのギリシア・ローマ都市
エジプトの傍にあるアレクサンドリア
ギリシア・ローマ時代のファイユーム
ギリシア・ローマ時代の中エジプト

第五章 古代エジプト都市の地名辞典
エレファンティネとアスワン
エジプト南部
テーベ
テーベ/コプトス地域
中エジプト
アマルナ――完全なる都市?
その他の中エジプトにある諸都市
ファイユーム
メンフィス――移動する都市
ヘリオポリス――太陽の都市
メンフィス地方
デルタ
北シナイ
オアシス
地中海沿岸
ヌビア

エピローグ
用語解説・索引

著者

スティーヴン・スネイプ(Steven Snape)
リヴァプール大学でエジプト考古学を教えている。
エジプトの集落考古学は彼の主要な研究テーマの1つであり、ザウイエト・ウンム・エル=ラカムにおけるラメセス朝期の要塞都市の発掘調査を通して着想を得た。

監訳者

大城道則(おおしろみちのり)
1968年生まれ。
関西大学大学院文学研究科史学専攻博士課程修了。
博士(文学)。
バーミンガム大学大学院エジプト学専攻修了。
現在、駒澤大学文学部教授。
スウォンジー大学歴史・古典学科名誉研究員。
専攻は古代エジプト史。
著者等略歴は刊行当時のものです。